2006年06月27日

涼宮ハルヒの憂鬱/谷川流

涼宮ハルヒの憂鬱
★★★★★ 星5つ。

自己中で破天荒な女子高生「涼宮ハルヒ」が主人公のSF・学園ドタバタ喜劇。第8回スニーカー大賞受賞作品(スニーカー大賞は、10年でまだ3人しか受賞した人がいない賞だそうで、それだけで期待大。)で、おそらく今年一番の売り上げになると思われるライトノベル。

ライトノベルはまだ読んだことがなく、読むならこの作品からと決めてました。
ライトノベルって結局、漫画、アニメを小説化したような作品ですね。小説中にイラストが書かれているとか、文中に会話が多いとか、人物の感情を表す描写がアニメになった時を想定して書かれているなど、いろんな特徴がありますが、目をつぶって、この作品を映像化するとどうなるだろうと考えた時、実写よりアニメになったほうがしっくりくると思えるのがライトノベルと僕は理解しました。
よって、ロボットものやラブコメなどの少年漫画(女性向けのライトノベルもあるかどうは知りません。)を面白いと受け入れることが出来ない人は、ライトノベルは無理でしょうね。

で、この作品自体についてですが、
全編を通して、常に、主人公ハルヒではなく、サブ主人公のキョンを視点に一人称スタイルで文章が書かれていて、うまく主人公の魅力が引き出されているし、また非常に読みやすかった。(視点を小説中何回も替える手法は面白いんだけど、読者にどうしても負担がかかるよね。)また、谷川さんは文章もうまいですね。会話とか描写とかに不自然さを全く感じないし、読みやすさも加わって、ほとんど休みなく一気に読めました。
それから、声を出して笑っちゃったところがたくさんありましたよ。ただし、その笑いは小説を読んだ時のそれでなく、漫画を読んだ時の笑いに近いですね。登場するキャラクターの魅力や独特の世界観で笑せる感じ。だいたい、主人公のハルヒはもちろんのこと、登場する人物みんなが個性的で存在自体からして素晴らしいんです。「おまえもかい。」と突っ込みたくなります。(笑)
この作品は読む人を選ぶライトノベルですが、僕には5つ星しか考えられません。ホントに面白かったんですよ。

p.s. 谷川流さんの文体って、なんとなく石田衣良さんに似てないか?気のせいかな。
posted by Mr.K at 01:08| Comment(2) | TrackBack(4) | 谷川流
この記事へのコメント
はじめまして。
トラバさせていただきました。
ハルヒとSOS団のメンバーの、キャラが楽しいシリーズですよね。
私は、まとめて記事にしてしまいました(笑い)。
コメントやトラバ返しなどいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
Posted by 藍色 at 2006年11月11日 20:13
こちらこそ。はじめまして。
どうもありがとうございます。
そうですね。
このシリーズ、それなりに楽しめましたが、今、考えれば、一冊一冊感想書くような本じゃなかったかな。
Posted by Mr.K at 2006年11月11日 22:57
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